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貸借対照表からは、資産(左側)と調達サイド(右側)との関係を示す比率や、調達サイド(右側)そのものの構成内容を示す比率から、支払能力や安定性を読むことができます。
これらはストック対ストックの比率です。
これは、1年以内に支払わなければならない負債に対して、1年以内にお金になる資産がどれだけあるかを見る指標で、大きければ大きいほど支払い能力が高いと判断されます。
おおむね150~200%が望ましいとされています。
わが国の製造業の平均は110%程度です。
当座資産というのは、現預金と受取手形と売掛金の合計です。
流動資産から商品などを除き、よりお金に近い資産だけでどれだけ流動負債をカバーしているかを見る指標で、やはり、大きければ大きいほど支払い能力が高いと判断されます。
おおむね100%以上が望ましいとされています。
わが国の製造業の平均は80%程度です。
流動比率にしても当座比率にしても期末の1時点の残高の比率で、あくまでおおまかなものにしか過ぎません。
1年以内の支払いや入金といっても1年の間にその期日がどのように分布しているかで変わってきます。
また、預金の中にはいわゆる拘束預金といって銀行からの借り入れ見合いで借入金の一定割合の定期預金を置かされていることがあります。
これは自由に使えない預金です。
逆に預金の残高は少なくても、いつでも使える当座貸越の枠があることもあります。
当座貸越の枠は実際に使っている金額しか貸借対照表には現れません。
さらにはコミットメントラインといって、一定の費用を払っていつでも借り入れることができるという契約を銀行との間に取り交わしていることもあります。
これもいつでも使えるお金ですが貸借対照表には現れません。
これは固定資産が純資産の範囲で賄われているかどうかを見るものです。
理想をいえば、設備投資を中心とする固定資産取得は借金せずに純資産の範囲でやるにこしたことはありません。
その場合この比率は100%以下になりますが、そういう会社は少ないのが現状です。
実際の平均は170%程度です。
そこで、分母に純資産だけではなく固定負債も加えてみようというのが次の指標です。
これは、長期にわたって資金が寝ることになる固定資産が、純資産と固定負債という長期の資金で賄われているかどうかを見る指標です。
100%以下が望ましいことはいうまでもありません。
この比率は、流動比率を別の角度から見たもので、両者は補数的な関係にあります。
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